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西武2000N系 製作記

はじめに

エンドウ製の2000N系です。私はBセットを購入しました。新宿線のクモハ編成4連、最も気に入っているドア窓が大きい編成(2531F以降)です。完成度が高いキットですので、修正箇所は少なくて済む筈ですが、同じエンドウ製の101系と同等の追加工は予定しています。完成は、梅雨明け後の塗装を経て、夏頃を目標とします。

箱組み

2003年2月23日

今日から製作を開始しました。まずはドアの裏板の貼り付け。4両で32枚もありますので、編成ものならではの単調な作業です。なお、位置決めは簡単です。次いで、妻板を取り付けて、箱にしてしまいました。

箱組み

エンドウ製の車体は頑丈なので、安心して作業が進められます。

前面

2003年3月1日

エッチング+プレス製の前面とロストワックス製の屋根上を組み合わせるような構造です。おでこのカーブはやすって仕上げるというとてもクラシックな手法で、このR加減がちょっと難しいです。治具でも入っていれば親切なのですが...。

前面

ちょっとカーブがきついような気がします。

雨樋

2003年3月9日

エンドウ製のプレス表現の雨樋はシンプルですっきりと仕上がりますが、もう少し立体的であってほしいとも思います。そこで、いつもの通り、帯板を貼り重ねて、立体的に整形しました。今回は、手抜きして、プレスの山の上にそのまま0.7×0.3mmの帯板を貼っています。

雨樋

ヤスリ仕上げで車体の側面を傷つけないよう注意しなければいけません。

幌枠

2002年3月16日

貫通路には幌枠を追加しました。幌を付けてしまえば、ほとんど目立たない箇所ですが、このキットの場合、幌取り付け用の長穴がとても目立ちますので、それを隠すことも目的です。

幌枠

箱組みの前に付けたほうが簡単ですね。

屋根上機器1

2003年3月23日

エンドウ製にキットには、基本的な部品は全て入っていますので、部品をランナーから切り離して、表面を仕上げて取り付けるだけ。簡単です。3連休でしたが、今週の作業はこれだけでした。

屋根上機器

この辺の部品が常に分売されていると助かるのですが...。

屋根上機器2

2003年6月6日

久しぶりに製作再開。今日はパンタ車のクーラー横の配管です。いつものようにマッハ製の配管受を使用し、0.5mm線を引き回しました。。

雨樋カバー

配管受けは、高さをちょっとだけ低くしています。

屋根上機器3

2003年6月15日

クモハの運転席側パンタ横にランボードが付きました。今回はキットのパーツを使いますので、とても簡単。パンタカギ外し装置の取り付けはこれからです。

パンタグラフ台

パンタ下中央からの配管は、0.3mm線です。

妻板ステップ

2003年6月22日

0.25mmの燐青銅線で妻板ステップを取り付けました。2000N系のステップは、コの字形ではなく、根元の幅がちょっと狭くなっている台形になっています。但し、今回も上から見ると一直線に揃っていません。

避雷器

細い配管は、真鍮線より燐青銅線のほうが丈夫に仕上がります。

屋根上機器4

2003年6月30日

クモハのヒューズ箱付近の配管が付きました。配管は0.5mm線を中心に、ヒューズ箱に入る部分はパイプを介して0.3mm線を使用しています。

パンタグラフ台

0.3mm線は焼き鈍して使用します。

屋根上機器5

2003年7月6日

モハ2601の4本並んだ配管です。ヒューズ箱からランボードの出口までは4本並んでいますが、妻板で床下に降りる部分は、2本ずつ二段重ねになっています。配管受けは、キットの物の台座部分を薄くやすって使用しました。

屋根上機器

立体的に仕上がるので、この辺の作業が最も楽しい部分です。

屋根上機器6

2003年7月13日

先週とは逆側、2本並んだ空気作用管が付きました。台座はキットのパーツを小さく整形して使用しました。なお、予めあけられていた妻板の台座の位置は、ずれている部分がありますので、一旦埋めて正しい(であろう)位置にあけ直しました。

屋根上機器

ステップとの干渉が苦しいです。

屋根上機器7

2003年9月28日

久しぶりに製作を再開。
連結面側のパンタかぎ外し装置の台座を取り付けました。2mm長の0.8mm角線をハンダ付けし、上面が水平になるようにやすってあります。今回は2パンタ車が2両ありますので、同じ作業の繰り返しが続き、結構面倒ですね。

屋根上機器

周りの配管を付ける前に加工すべき箇所ですね。

屋根上機器8

2003年10月4日

連結面側のパンタかぎ外し装置ができました。製作方法はこれまでとまったく同じ。テコの部分は、洋白板を整形して自作しています。線材は0.2mm径、碍子は0.2mm線を焼きなましたものを巻いて表現しました。

屋根上機器

毎回同じように作っているのですが、段々出来が悪くなってきているような気がします。目が悪くなってきた証拠かも...。

屋根上機器9

2003年10月5日

運転席側パンタかぎ外し装置です。連結面側と同じ自作パーツを流用して、0.2mm線で構成してあります。実物がこの通りかどうか自信はありませんが、それらしいシルエットのものが付いていれば良しという方針で作っていますので...。

屋根上機器

なお、実物は、2連のクモハと101N系の東急車輛製の車を見れば確認することができますが、それぞれ編成の先頭に連結されますので、観察する場所には苦労しそうです。

続きはその2タブへ

妻板配管

2003年10月11日

各車両の一方の妻板の下部には、空気管らしい配管がついています。ここは、0.25mm線で取り付けました。締切コックは、ここに取り付けられるような小さな部品が製品化されていないと思いますので、外径0.5mmのパイプと0.5mm幅の帯板を組み合わせてそれらしい形にみえるように付けてあります。

妻板配管

パーツが無ければ自分で作るっていうのは、キット加工の基本だと思います。

前面

2003年10月12日

前面の手すり類は、エッチングのパーツが準備されています。しかし、いかにも平板な出来ですし、ステンレスの表現が最終的には塗装になってしまいますので、0.3mm径の洋白線で作り直しました。乗務員ドアと前面貫通ドアの靴ずりも追加してあります。

前面

ヘッドライトの周囲に隙間ができないように、しっかりハンダを流すことが重要です。

床下機器1

2003年11月24日

連結面側の床下に付くステップです。作り方や寸法は、従来作品と同様ですが、今回は0.8×0.2の洋白の帯板を使っています。折り曲げ用の治具らしきものも作りましたが、あまり精度が良くないので、結局は1個ずつ整形しました。

床下ステップ

強度を考えると、これ以上細い材料にはできないかもしれません。

床下機器2

2003年12月7日

連結面側の床下は、いつもの通りステップと車体牽引用金具、空気管を左図のようなユニットにまとめてあります。ステップは、ユニットに半田付けしたあとに、根元をヤットコで加えて、斜めにひねって整形しました。

床下機器偶数車

2000系は空気管は少なく、形も単純なので簡単です。

床下機器3

2004年2月29日

クハとパンタ無しモハの床下器具です。今のところキットのパーツの素組みです。

床下機器

部品が傾いたりしないように、垂直と平行には注意して取付けます。

床下機器4

2004年3月1日

クモハとパンタ付きモハの床下器具です。こちらもキットのパーツをそのまま取り付けました。

床下機器

MPギヤ対応のため、奥行きが浅いのがちょっと物足りないところ。

室内灯取付け準備

2004年3月6日

車内灯は、エンドウ製の照明ユニットを使用します。この取り付けは、ツメの付いた金具を取り付けて、ユニットをツメで押さえる方式です。しかし、着脱を繰り返すうちに、屋根板を歪ませてしまう心配がありますので、エコー製のカプラー取付金具という挽物パーツを利用して、ネジ止めできるようにしました。

室内灯取付台

ベンチレターの足と干渉しないように位置決めが必要です。

前面屋根カーブ

2004年4月25日

前面の屋根のカーブを再度仕上げました。こうしてみると、もう少しRをゆるくしてもよさそうです。

前面屋根カーブ

ヤスリ過ぎると一巻の終わりですので、慎重に作業を進めます。

続きはその3タブへ

塗装1

2004年4月30日

車体の塗装を終えました。今回は、前面窓周りのマスキングに大失敗。まず、マスキングを忘れた箇所があって、3ミリ四方の黒色の吹き込み、というよりもダイレクトな黒塗装になってしまったところが1ヶ所。ほかの部分も特に角の部分に塗れていないところがたくさんあり、また手すり周囲にも吹き込み多数。面相筆で修正してなんとかごまかしましたが、半艶のクリアを吹けば、たぶん目立たなくなるでしょう。

塗装

マスキングは慎重に行わなければいけませんね。

塗装2

2004年5月3日

5日ほどかかって、パーツの塗装をほとんど完了しました。工作机の上に全部並べてみると結構な点数になります。ピースコンを使うようになって、グレーの塗装が苦手になってしまい、今回も床板にはちょっとムラが出てしまいました。こういう部分は、もう少し大きなガンを使ったほうが良いのでしょうね。

塗装

4両分ともなると、かなりの大仕事です。

組立1

2004年5月5日

前面にヘッドライトと飾り帯を取付けました。これですっかり2000N系の顔になってきました。クハの前面は塗装の塗り分けで大きな失敗を仕出かしているのですが、それを目立たないようにごまかすことができたようです。

組立

手すり類は磨き出しです。

組立2

2004年5月16日

今週は、製作の進捗がほとんどありません。台車を組み立てて、クハのみスカートを取り付けてみました。このままだと、スカートの下辺が、レールを擦ってしまいそうです。

組立

実物もこんな感じだったのか?

内装2

2004年5月23日

今週も製作が進みません。貫通扉、幌枠、床下機器などを取り付けました。貫通路周囲はクリーム色に塗り分けています。細部への色差しは、これからです。

組立

塗分け線がちょっと乱れているような...。

ドア表示灯

2004年6月8日

ドア表示灯は、エポキシ系接着剤にクリアレッドの塗料を混ぜて裏側から押し出しました。円形であればきれいなレンズ状にできるのですが、上側の長方形のほうは均一な高さになりませんでした。この辺は、じっくりと取り組めばなんとかなるかもしれません。なお、上側は長方形の穴を開けてしまいましたが、実物は長円形です。

ドア表示灯

できればアクリル材などから削り出したものに交換したいところです。

屋根上機器

2004年6月13日

パンタグラフ(PT-43)を取り付けて、屋根上機器類を塗装しました。ランボードの下を走る配管などは塗り分けできないので、屋根色のままです。

屋根上機器

配管の塗り分け方法は、今後の研究課題です。

窓サッシ

2004年8月1日

窓のアルミサッシは、洋白板のエッチングで、縦桟とサッシの部分に段が付いたパーツが入っています。このまま取付けても良いのでしょうけど、同じ洋白のドアと質感の差を付けるために、銀色で薄く塗装しました。

アルミサッシ

銀色の地色に銀塗装ですので、ごく薄く塗っただけで済みます。

窓ガラス

2004年8月8日

窓ガラスが入りました。裏から1枚板で貼付ければ簡単なのですが、ドア窓や戸袋窓の凹凸がありますので、ドア部分、戸袋部分、サッシ部分に分割して貼っています。編成ものならではの単調な作業です。

窓

外観はほとんど完成に近づきました。

前面

2004年8月15日

前面にも窓ガラスが入りました。行き先表示窓は「準急新所沢」です。やはりスカートのグレーが明るすぎるようで、塗り直しするか悩むところです。

前面

窓ガラスの局面のフィット具合はイマイチかも?

床下再塗装

2004年8月21日

床下を再塗装しました。これでもちょっと明るいかなと感じるのですが、塗料のかき混ぜ具合で、色調がすぐに変わってしまいます。難しいものですね。

床下再塗装

車体裾の段差もちょっと気になります。

内装

2004年9月12日

内装板は、乳白色の上質紙を貼り付けています。ドアの部分は、銀色の紙を同様に貼り付けました。紙を高精度に切り抜く技術は持ち合わせていませんので、窓はちょっと大きめに切り抜いています。また、窓のRも表現していません。シートはエンドウ製の高価なものを使用して、7人掛、3人掛に組み合わせて接着後、朱色に塗装しました。蹴込み部分は、アルミシートを貼っています。

内装

内装も凝り出せばきりがないですので、それらしいものが見えれば良しというスタンスです。

室内灯

2004年9月18日

ライト関係は、室内灯にエンドウ製のユニットを使用。今回は、白色LEDのものを使いました。ただし、方向幕は米粒球のまま。中途半端です。これらは、ライトユニットの裏側にその配線をまとめ、車端に接片をつけて、下回りと分解できるようにしてあります。

完成

床板配線との接触方法は、もう一工夫必要です。

完成

2004年9月18日

当初の予定より、1年以上遅れましたが、本日完成しました。製作期間は、なんと1年半。この間、数回の中断がありましたので、実質的には半年ちょっとだと思います。2000N系のこの新宿線のグループが、実は私が最も好きな西武電車でもあります。ただし、特定番号にこだわるようなことはせず、一応新製時の姿としたつもりです。車番は2541Fとしました。

完成

旧2000系の2連と組んで6両。ようやく見られる姿になりました。