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国鉄キハ58系 製作記

製作再開

2006年1月1日

フェニックス製の古いキットです。購入したのは10数年前だと思いますが、ほんの少しだけ着手した後、ずっと押入れの中で眠っていました。たまには西武電車から離れてみるのも良いかもと思い、再着工しました。なお、このキットは、その後FUJIMODELにブランドを変えて発売され、部分的な改良が施されています。

年が明けて、工作机に載っている車は、なぜかフェニックス製キハ58。どうしても西武に着手する気分にならなかったもので、たまには気分転換も良いかと思い、押入れの中から出してきました。写真の状態まで組んだのは、今から10年以上前ですので、車体は錆だらけ。クレンザーで磨いてみても、まったくシミがとれず、ちょっと工作意欲を高揚させるには至りません。

フェニックス製キハ58

今日のところは、今後の大凡な製作構想を練っておきました。

連結面妻板の取付け

2006年1月3日

今日は、連結面側妻板と雨樋の取付けです。妻板の下部には、冷房電源用ジャンパー栓受用の取付部のへこみを追加してあります。ドア横の隅っこには、切り欠きを作り、実車同様に浮いた状態で手すりを付けてみました。ただし、ぶつけやすい部分ですので、強度的な心配はあります。ドア下には、0.5mm幅の帯板で、靴摺を貼付けました。

雨樋は、0.6mm線です。貼付け後に表面をやすって、帯状に成形してあります。張り上げ屋根の肩の部分になりますので、半田付け用のガイドにスケールを利用することはできません。ケガキ線に合わせて、指で押さえながら20mm間隔ぐらいで点付けし、縦に透かして見て一直線に揃っているのを確認した上で、全体に半田を流してあります。

連結面妻板

表面が酸化しているので、半田の流れがよくありません。

埋め込み手すりの追加

2006年1月7日

助手席側乗務員ドアの後には、車体に埋め込まれた手すりが付いています。フェニックス製のキットには、もちろんその表現はありませんので、車体をくり抜いて、裏打ちした上で、その手すりを追加しました。手すりは、0.3mm線です。ほんの少しですが、裏打ちした板から浮いた状態で取付けてみました。強度の面、塗装の際のマスキングのしにくさなど、いろいろと問題がありますが、こういう立体的な加工ができるのは、金属製キットの良いところです。

乗務員ドア横手すり

その手すりと乗務員ドアの間には、0.1mm厚の洋白板で、タブレットキャッチャーの防護板らしき部分を追加しました。ただし、今のところ、ボルトの表現は行っていません。

給水口の追加

2006年1月9日

作業車体側面の窓下に給水口を追加しました。エンドウ製のロストワックスパーツです。

給水口

ロストワックスパーツは表面をよく磨いてから付けないと、半田が流れません。

タブレットキャッチャー防護板の交換

2006年1月9日

モデル倶楽部製の前面はめ込み窓パーツセットの中に、助手席側のタブレットキャッチャー防護板が入っていたのを見つけたので、一昨日付けた洋白板と交換しました。ちょっと厚めですが、ボルトの表現もあって、カッチリとした出来です。排気口は、エンドウ製のロストワックスパーツを取付けました。

タブレットキャッチャー防護板

排気口は、少々オーバースケールかも?

前面の加工

2006年1月14日

幌枠はモデル倶楽部製のパーツに交換しました。ちょっと高価ですが、形態が良く、カチッとした出来のパーツです。窓上には0.3mm線で水切りを取付けました。ヘッドライト下には、1.4mm幅の帯板で、通風口の蓋を追加してあります。運転席側のワイパー取付け部は、1.2mm幅の帯板で台座を設け、それに伴い、手すりは0.5mm程下に移動しました。

前面

実車では、この辺りの位置関係、手すりの形などに、かなりのバリエーションがあるようです。

前ドア周りの加工1

2006年1月15日

サボ類は、エコー製のパーツを取付けました。平窓キハ58の中でも、後期の車両には、客ドア下部に丸窓が付いているグループがあります。この丸窓のHゴム部分は、2mm径のパイプを輪切りにしたものをはめ込んで表現しました。乗務員窓下には、0.1mm厚板を貼付けて、0.3mm線のボルトを埋め込み、バランサの点検蓋を追加してみました。点検蓋下部のスリットも、切り抜いて裏打ちしてあります。

乗務員室周り

しかし、大きさが変...?ちょっと傾いた...?

前ドア周りの加工2

2006年1月21日

乗務員ドア横に、0.3mm線の手すりが付きました。また、客ドアの把手を追加して、タブレットキャッチャーの取付けボルトを埋め込んでみました。

乗務員室周り

でも、位置がづれていたりして、ビシッと決まりません。

妻板の加工1

2006年1月22日

妻面には、製造銘板とステップを追加してみました。連結してしまえば目立たない部分ですが、まあ一通り付けてみようというところです。製造銘板は、モデル8製のパーツです。

妻板

実物のこの辺の配置には、かなりのバリエーションがありそうです。

妻板の加工2

2006年1月28日

エコー製の冷房用のジャンパー栓(品番2650)と尾灯掛(品番2629)を取付けました。

妻板

配電盤は、キットのホワイトメタルパーツをそのまま使っています。手抜きかも。

妻板の加工2

2006年1月29日

前面にもエコー製の冷房用ジャンパー栓と尾灯掛を取付けました。テールライトは、当初天賞堂の電機用パーツを使用するつもりでいたのですが、エコーから原型のリベット付タイプ(品番2683)が発売されているのを知り、それを仕入れてきました。しかし、4個で998円もする高価なパーツです。放送用ジャンパー栓は、少しオーバースケールですが、エンドウ製を使いました。ドアの把手もエンドウ製(品番2762)ですが、こちらは最近のパーツですので、良くできています。

前面

車体のディティール関係の加工は、9割方終わりましたので、床板用アングルを取り付けました。これで、華奢だった車体が、がっちりしてきました。

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プレス窓穴の仕上げ

2006年2月4日

2両目、キハ28の組立に入りました。

このキットは、客窓のテーパーを表現するために、縁が内側に入り込むように深くプレスされています。立体的で、良い感じですが、ちょっと大げさな表現にも思えますので、内側に入り込んでいる部分をヤスリとりました。

プレス窓の仕上げ

ここはキットを組む上での基本のようです。

乗務員ドア横の埋め込み手すり

2006年2月5日

乗務員ドア横の埋め込み手すりには、どうやら2種類の長さが存在するようで、2両目は長さが短いタイプにしてみました。手持ちの雑誌の写真をいろいろ調べてみると、これは、車両メーカーによる違いみたいです。長いタイプは、帝国車輛、富士重工、短いほうは、東急車輛、日本車輛、新潟鉄工のようですが、ほかに製作時期によるバリエーションもあるかもしれません。

乗務員ドア周り

あまり拘ると、先へ進まなくなる恐れがあります。

妻板の加工

2006年2月25日

キハ28の妻板の配電盤は、キハ58と大きさが異なるそうなので、キットに入っているホワイトメタルのパーツは使えません。そのため、くず箱部の突起と共に、1mm厚の真鍮板から切り出して取付けました。製造銘板は、3枚付けました。ステップや票差し、ジャンパー栓などの位置関係は、冷房改造した工場によって、微妙に異なるようです。

妻板

真鍮板から切り出した配電盤は、やはりホワイトメタルのものに比べてすっきりしています。

ドア周りの加工

2006年3月12日

1両目のキハ58と同様、乗務員窓下にはバランサの点検蓋を追加しました。ドアレールの点検蓋も横長のタイプで、これも同じ。作り込んでいくと、自ずと車番が絞り込まれていきます。昭和40年度第一次民有以降(415番以降)で、メーカーは日本車輌、新潟鉄工となります。資料によると、このグループは、デッキ上にベンチレターが増設されているらしいですが、該当の番号でそのベンチレターが付いていない車もあります。

ドア周り

今のところ、秋田の2450番、2452番あたりを目指していますが、あまり深く追求していくと、製作が停滞しかねないので、ほどほどのところでやめておきます。

前面の加工

2006年3月19日

前面です。基本的にノーマルな形態ですが、運転席側の窓下にワイパーの台座を設けて、干渉する手すりを幅が狭いタイプに変えてあります。初期型の後期タイプのテールライトは外嵌め式ですので、天賞堂の新型テールライトを取付けました。

前面

テールライトはやはりオーバースケールですので、後に交換する予定です。

発電機関用吸気口の追加

2006年3月21日

キハ28の冷房車は、3位側の4番目の窓下に、発電機関用吸気口が付いています。手元に鮮明な写真が無かったので、想像を交えて、加工しました。縁の部分として、0.1mm厚洋白板を貼り、中をくり抜いて、0.3mm線を並べたものをはめ込んで表現してあります。

発電機関用吸気口

エッチング製のパーツでもあれば、ペタッと貼っておしまいにするのですが...。

給水口の追加

2006年3月26日

エンドウ製の給水口を追加しました。後期タイプのキハ28の給水口は、車両中央部に移動していまので、キハ58と同じ位置に取付けました。最後に床板固定アングルを取付けて、キハ28の車体加工は、ほぼ終了です。

給水口

続いて3両目に移ります。

ドア周りの加工1

2006年4月2日

3両目、キハ58です。こちらは、初期の若番車にするつもりですので、客ドア下の丸窓や乗務員窓下のバランサ点検蓋は付けません。客ドアレール点検蓋も幅が狭いタイプにしてあります。乗務員窓上の水切りも、窓の下辺まで延びておらず、上部で切れています。

ドア周り

他にも違いがあるかも?

ドア周りの加工2

2006年4月9日

今週の作業は、ほんの少し。乗務員ドア手すりと前面の加工です。乗務員ドア後方の埋め込み手すりは、長さが短いタイプとしました。ただし、先に進めている2両に比べて、凹み部分の幅がちょっと狭かったようで、ばらして付け直そうか思案中です。

乗務員ドア周り

やはり1両ずつ組まずに、まとめて組んだほうが工作の精度も揃って効率が良いですね。

前面の加工

2006年4月16日

乗務員側窓下にタブレットキャッチャー取付けボルトを埋め込み、冷房用のジャンパー栓を取付けて、3両目の加工はほぼ終了しました。発煙筒は、エンドウ製のパーツです。

前面

残りはあと2両です。

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キハ58 1500番代 乗務員ドアの加工

2006年4月23日

4両目は、キハ58の1500番代です。こちらはFUJI MODEL製のキットですが、基本的には他の4両=大昔のフェニックス製と同等の出来です。

乗務員ドアの形態(窓角、ドア角のR)は改良されていますが、1500番代特有のドア把手部分が一段へこんだ表現はありません。切り抜いて裏打ちしただけでは、へこみが大げさになってしまいますので、そのへこみの中に同じ形に切り抜いた0.3mm板をはめ込んで、へこみが浅くなるように加工しました。ただし、ほんの少し、大きくなってしまったような気がします。

乗務員室ドア

ほんの少し気をつければ、同じ手間で正しく作れる筈なのですが...。

キハ58 1500番代 妻板の加工

2006年4月29日

1500番代も妻板のレイアウトは初期型とほぼ同じようです。冷房用ジャンパー栓用のヘコミとステップ、尾灯掛などを追加しました。尾灯掛はベースがないタイプでので、0.6mm幅の帯板を折り曲げて成形、ゴミ箱設置のための突起は1mm板から切り出しました。

妻板

この車両は、非冷房車にしますので、冷房用のジャンパー栓は取付けません。

キハ58 1500番代 前面の加工1

2006年4月30日

前面組立の難関は、運転席窓のHゴムの取り付けでしょう。窓の角穴に対して、ほとんど糊代となる部分がないぐらいギリギリの大きさのHゴムを貼付けなければいけません。華奢なパーツですので、失敗して貼り直しなどすると形を歪めてしまいそうです。指で押さえて、極少量のハンダで仮止めの後、位置がづれていないことを確認した上で、少しずつハンダを流していきました。

縦桟は、位置が中央に寄り過ぎているように思いましたので、切断してしまい、0.8mm程外側に0.5mm洋白線で付け直して、成形してあります。手すりの位置はノーマルです。幌枠は、他車と同様モデル倶楽部製のパーツに、タイフォンはエンドウ製のロストワックスパーツに交換しました。

前面

そこそこうまく仕上がったと思います。

キハ58 1500番代 前面の加工2

2006年5月3日

今日の工作は、1時間程。0.6mm帯板による尾灯掛とテールライト、乗務員窓の水切りなどを取り付けました。テールライトは、キットに入っていたものをそのまま使用しました。はじめは天賞堂製のパーツに交換する予定でしたが、あのパーツは形は良いもののかなりオーバースケールです。それに対し、キットのパーツは、シンプルながらもテーパーの表現もあり、大きさもスケールに近いですので、スッキリと仕上がりました。他車のテールライトもこれに交換しなくては...。

前面

だんだんとお顔が整ってきました。

キハ58 1500番代 トイレ窓の移設

2006年5月4日

後期型の特徴である横長のトイレ窓ですが、このキットの窓は何故かドア側に寄り過ぎていて、サボ受を貼るスペースがありません。仕方がないので、一旦埋めて、1mm程車体中央方向に寄せてあけ直しました。Hゴム部分の表現は、車体板厚(0.4mm)より厚い0.5mm板をHゴム外側の大きさに切り抜いたものをはめ込んで、その中に窓をあけています。理屈ではスッキリと仕上がる筈なのですが、工作精度が追い付いていかないので、出来はイマイチかも...。

トイレ窓

こういう基本的な寸法は、正しく作ってほしいもの...。

キハ58 1500番代 タブレット防護板の追加

2006年5月6日

助手席側乗務員ドアの後方には、タブレットの防護板らしき板がボルト止めされています。キットには、もちろんその表現はありませんので追加しました。0.1mm洋白板から11mm×7mmの大きさに切り出したものを貼り付けて、ボルトは0.3mm線を埋め込みました。

タブレット防護板

0.1mm厚さの板は、糸鋸などを使わず、カッターナイフで切り出したほうが早くきれいに切断できます。

キハ58 1500番代 タブレットキャッチャー取付台座の追加

2006年5月7日

1500番代の助手席側のタブレットキャッチャーは、乗務員ドアが隅に寄ったために、前方に突き出して取り付けられます。関東や東北の車両は、昔からタブレットキャッチャーは取付けていなかったようですが、取付台座だけは今でも残されています。そこで、1.4mm幅の帯板にボルトを埋め込んだものを追加してみました。イモ付けでは強度が心配ですので、取付け部分を0.4mm幅ぐらいに細くヤスッて、車体にあけた穴に差し込んで固定してあります。

タブレットキャッチャー取付台座

突き出しているため、ひっかけてポロッと外れてしまいそうなので、取り扱いに注意が必要です。

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キロ28 屋根を真っ二つ!

2006年5月13日

5両目、キロ28です。私が作ろうとしている時代の秋田の車両は、すべて後期型の新製冷房車です。つまり、キハの1500番代と同様、屋根が低いのです。しかし、手元にあるキットは、100番代の中でも若番のタイプで、屋根が高いタイプ。そこで、思いきって低屋根に改造するべく屋根を真っ二つにしてしまいました。この後、屋根のRを修正して、再度接合します。

もしも、水戸の車両を作るのなら、2112番のエアサス車にしましたので、キットをそのまま使えたのですが...。

屋根を切断

失敗したら、キット1台粗大ゴミになってしまいます。

キロ28 低屋根化完了

2006年5月14日

切断した屋根のRをバイスに挟んで少しずつ修正し、内側から帯板をあてがって、再接合しました。妻板も屋根の中央部分を約1mm弱低くなるようにヤスッて成形し、箱組み。左側のキハの標準ルーフと比べると、ほんの少しですが、違いがわかります。

屋根を切断

裏側の当て板に帯板を使ったのですが、細い板でしたので強度がイマイチです。

キロ28 側窓水切りの加工

2006年5月28日

キットでは、プレスで水切りの表現がされています。しかし、ちょっと太めで、ボテッとした印象がありますので、これはヤスリ取ってしまい、0.3mm線を貼り付けて成形しました。

客窓水切り

ここは塗装してみないと、効果的な加工であったかどうかわかりません。

キロ28 車体のディティール

2006年6月4日

屋根を切り継いだ際の歪みを修正していたら、屋根板がちょっと薄くなってしまい、車体が弱くなりつつあるので、先に床板取付けアングルを貼り付けて強度を確保。写真には写らないですが、縦に透かして見ると、車体表面は末期の実車の如くベコベコに歪んでいます。

冷房用発電機の空気取り入れ口らしい縦型のルーバーは、車番によって付いている場所が異なっているようですが、昔の「しらゆき」編成のキロの写真を見て位置を決定しました。番号は、500番代ではなく、100番代後期、154,164,165,169,170のいずれかにするつもりです。

車体の加工

屋根板の歪みが気になってきました。

キロ28 妻板のディティール

2006年6月11日

キハと同様にステップと尾灯掛、製造銘板、冷房電源用ジャンバー栓などを追加しました。2000番代でないキロには、冷房電源の引通し回路が取り付けられていない車両もあるようですが、私は冷房車編成に仕立てますので、電源用ジャンパー栓は取付けました。細かな位置関係は、よく分からないので、雑誌で見つけた2112番や2148番の写真を参考にして、適当に追加しました。

妻板

資料はこまめに集めておかないといざというときに困りますね。

キロ28 蛍光灯冷却用通風器の製作

2006年6月25日

キロのクーラーの横には、半円形の突起が付いています。これは、トランジスタ蛍光灯の冷却用通風器だそうですが、私が知っている範囲では、パーツは市販されていないと思います。省略するのも躊躇いましたので、2mm径の丸棒を挽いて自作しました。屋根上に出る突起の部分の径は、1.6mmとしました。

通風器

こんな部分は、パーツがあれば簡単なんですが...。

キロ28 蛍光灯冷却用通風器の取付け

2006年7月2日

先週作った蛍光灯冷却用通風器を取付けました。取付け位置は、実物の鮮明な写真が手元になかったので、想像を交えて、適当に決めました。クーラーは、エンドウ製の八角形のパーツに交換しました。

通風器

これでキロ28の車体はほぼ完成です。